U、中村久子の人生と言葉


      中村久子さんという人を知っていますか?
      私は、1992年のテレビ番組「知ってるつもり」で、初めて
      中村久子さんのことを知りました。

      番組は、涙なくして見れませんが、この人の人生ほど過酷なもの
      はないでしょう。
      その苦労の深さたるや到底、凡人には、想像がつかない。
      それ程の過酷な人生を生きて、尚、卑屈さや暗さが微塵もない。
      是非共、この人の生き様を辿ってみられることをお奨めします。

      この人の生き様は、
      境遇を恨まず、ありがままを受け入れ、いつも前向きに生きてきたこと
      そして、すべてに於いて、感謝の気持ちを忘れず、
      決して人様を妬まなかったことです。


      感嘆すべきは、女史の残した言葉である。


      
・・・・・如何なる人生にも絶望なし!

      ・・・・
      そして、驚くべきことに、
      ・・・・我が人生に過酷な試練を与えた境遇に感謝する!
      とさえ云っているのです。
      到底、余人には、到達できない境地に達してしまわれています。

      結局の処、衣食住足りて、五体満足な人は、
      余りに幸せすぎてそのありがた味が分らなくなっている・・・・
      ということです。

     
・・・心の目が開かない開き盲になってしまっている。
      幸せが当り前過ぎて、自分の幸せが見えなくなっているのです。

      他人と見較べて「どこが幸せなんだ!」
      という人が沢山いる。
      自分一人、勝手に不幸と思い込むのである。
       この他人と比較することが、そもそもの間違いの元である。
      自分に忠実に生きてこそ本当の人生である。

      他人と比較して勝った負けたで悔しがる・・・
      こういう人は、自分を欺いているのである。
      他人に影響を受けて生きている訳だから・・

      何度でも云います。
      人は、人との勝ち負けのために生きているのではない。
      自分は、何をしたいか?
      それに対してどう生きたか
      自分を問い詰めて生きるものだと思います。

      体にハンディがある人は、実は、当り前の幸せが良く見える。
      何不自由のない幸せな人ほど当り前の幸せが見えないようになっている。

      お釈迦さまは、5体満足な体に苦行を課して、真理を開かれた。      
      五体満足では、心の目が開き難いのである。




            
                     
<中村久子女史顕彰会提供>




    <中村久子女史顕彰会ホームページから許可を得て転載>
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    凍傷がもとで、特発性脱疽となる
    夫を亡くし、多くの借財と幼なき長男と、4才で両手両足を切断した長女“ひさ”とが後
    に残された母は、生きんがために長男を人にあずけ、“ひさ”を連子して再婚
    、出稼ぎ、気苦労、さらに今また両眼失明した“ひさ”を背負って、生きてあることの
    どうしてみようもない苦悩と生活苦に「死」をもせまられたのであった

    のろわれ・うとましい自分をみ仏よりたまわった喜びの自分として発見した

    「生まれて」・「生きて」・「生かされて」

    幼くして両手両足を失いながらも懸命に生きた中村久子女史の一生
    は、到底言葉で言い尽くせるものではありません。しかし、不思議なことに
    その生き様から伝わってくるのは「
生きることの素晴らしさ」、いわゆる人生賛歌です。
    講演会や遺品展を通して、生涯にめげず
前向きに生きた女史の姿を浮き彫りにし、
    いささかなりともノーマライゼーション社会実現のお役に立つことができれば望外
    の喜びです。

    日頃、我々は「普通の生活」に不満をいだく。何か別におもしろい事はないかと思うその
    心根が、ことごとく「不通の世界」にしてしまっていることに気づくべきだ。

    両手両足を具足している者が「不通の関係」で悩み、無手足の女史 
    が「普通の関係」を生きているこの落差は、我々に大切な一点を問うのである。
    それは、日頃のものの見方に対する、傲慢さを指摘している。

    ・・・・如何なる境遇にも決して絶望なし!


   
 参考 ⇒ 中村久子女史顕彰会

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立木早絵さんの人生と言葉



立木早絵さんは、和歌山県出身のスポーツ少女です。

彼女は、2歳のときに病気が原因で失明しました。

その全盲の少女が水泳選手として、津軽海峡横断リレーに成功、

そして、その後、アフリカのキリマンジェロの登頂にも成功しました。

ハンディを物ともせず何が彼女を突き動かしているのか

人並み外れた行動力を調べてみました。

「限界を決めたらそこまでだから、これならできるだろうという

挑戦より、やってみないと分らない挑戦に挑んだ」

「全盲のチャレンジャーと呼ばれたりするが、目が不自由なのは、

特別なことじゃない。」

字が下手だとか、歌が苦手だとかと同じように、

たまたま見るのが得意でないだけ・・・。

それよりなにより、そもそも他人と自分を比較したりしない。

彼女の偉業は、この自然体に考える性格から生みだされたと思います。


「全盲は、特別なことじゃない
見るのが苦手っていうぐらいの
捉え方をしていて、それほど困ったこと
でもないしなぁ」・・・・て感じ

健常者の方が面食らうほどの屈託のなさです。

この人の生き様は、同じ境遇に生きる人を導く

光明となるものと思います。


立木早絵オフィシャルブログ