Dragonfly Fossil from Germany  
     
     
 


      品 名:        化石トンボ
      Fossil Name:     Dragonfly Fossil  (Anisophlebia helle)
      産 地 (Location):  Solnhofen, Germany
      サイズ (Size):    12.2 x 11.3 x 0.4 cm
      登 録:        2018年7月


      ドイツからジュラ紀の古代のトンボの化石を入手しました。

      白っぽい石灰岩の表面にベージュ色をした古代トンボが石灰岩中に封印されています。

      発掘されて姿を現したその形は、押し花のように美しい。

      本来のコレクションの範疇を越える標本ですが、この姿を観て、購入しました。

      化石は、遥か昔の高校生の頃、クラブの野外学習で県内のとある化石の谷に足を踏み
      入れて以来のコレクションです。
      山間の人気のないバス停を降り、道なき山の斜面を下った所にその化石の谷はありました。

      さる大学の研究場所になっていて、一般人の立ち入りが禁止されている場所でしたが、
      特別の許可を得て訪問しました。

      それは、壮観でした。谷の至る所に化石が転がっていて、貴重な標本の上を歩く感じでした。
      私は、記念にシダと貝の化石の標本をそのとき入手しました。

      化石学習のあと、谷を下ると開けた河原に出ました。

      そこは、梅林石が採れる河原として知られていましたが、全く見つけることはできませんでした。

      今回の標本は、美しいので、ディスプレー用に使う予定です。


      さて、この標本の解説ですが、
      産地は、ドイツの南部のバイエルン州にあるゾルンホーフェンの石切場
      この石切り場では、きめの細かい板状石灰岩が取れるため、建材・彫刻用石版として、古く
      から利用されていました。処が、1861年にこの地で始祖鳥の化石が発見され、一躍有名に
      なりました。
      始祖鳥以外に貝、昆虫、トンボ、魚、植物など次々と多岐に渡る化石が発見されている。

      この地の化石は、いまから1億5千万年前のジュラ期後期に、リーフにぐるっと囲まれた
      内側の浅い海(ラグーン)に動植物が運ばれ堆積したものですが、高い塩分濃度や低酸素
      濃度が生物の損壊を防ぎ、高品質の化石を残したと云われている。

      上の写真のトンボの名前は、発音が正しいかどうか分りませんが、「アニソフレビ・ヘレ」
      と呼ばれているようです。その他、3種類くらいのトンボが確認されている。
      トンボの羽の縞模様は、薄い石灰岩が覆い被さっているためで、羽そのものが縞模様に
      なっている訳ではありません。
      胴体が細いことから日本の「ハグロトンボ」に似ている気がする。
      非常に状態の良い美しい標本だと思います。